高屋塾の高屋です。
本日は適性検査型中学受験(札幌市では『市立札幌開成中等教育学校(以下、開成中)』についてのお話です。
開成中の適性検査とはどんな問題なの?
開成中の場合、適性検査はⅠとⅡの2種類のテストがあります。
適性検査Ⅰは、算数を中心とした問題で、論理的な思考力を問う問題が出題されています。
例えば、暗号に使われているコードの規則を読み取る問題、魔法使いの組み合わせを考えて自分の望みを叶える問題など、
受験生にとっては初見の問題で、さまざまな条件を書き出しながら、整理する力を必要とする問題が毎年出題されています。
適性検査Ⅱは、国語や社会を中心とした問題で、自分の意見や、
新しい提案を記述する問題が出題されています。
例えば、昨年の校外活動の反省点を踏まえ、今年の企画を提案する問題、
『思いやりの大切さ』について指定されたスライドを使用して原稿を考える問題など、
読解力と表現力を必要とする問題が毎年出題されています。
どのような対策が必要なの?
適性検査Ⅰは、答えを求める勉強だけではなく、考え方を説明する問題や、
規則を見つける問題、組み合わせを考える問題を
練習する必要があります。
適性検査Ⅱは、文章の読解力は必須なので、幅広いジャンルの文章を読み、
問題を解く練習と、自分の考えを表現する練習をどちらも行う必要があります。
適性検査Ⅰは特殊な問題に見えますが、問題文を読み取る力、条件を整理する力はこれからの学力の土台になる力です。
現在、北海道の高校入試は、初見の問題や、条件の読み取りが複雑な問題が増えており、
適性検査型の問題は今後の高校入試に必要な力とも言えます。
受験勉強は入学のためだけではなく、これからの時代に必要な、社会から求められる人材を育てる勉強として活用できます。
興味がある方は、お気軽にお問合せください。