高屋塾塾長の高屋です。
本日は宿題のお話です。
宿題を本人の意思に任せる?
高屋塾では、学年末テストに向けてテスト勉強の期間に入りました。
普段の授業では塾で勉強した範囲を自宅でも進めるための宿題がありますが、
今の期間は学校のワークを進めているので、宿題の出し方を変えてみました。
それは『塾で進めたところから、次回塾に来る時までに自宅で1問でも進めてくればOK』という内容です。
大切な準備
ただし、この方法を導入する前には『学年末テストで達成したいたった1つの目標』を
各自が考え、どうして達成したいのか、どうやったら達成できるのか、達成できない要因があるとしたら何か、
30分以上、質問をしながらイメージをしてもらい書き出してもらいます。
この準備段階があると、『自分が望んでいる』『自分が手に入れたい』『自分で決めた』という意識が育ちます。
2週間やってみた変化
まず驚いたことは、宿題を自分から見せてくれる子が出てきました。
今までは自宅で全く何もやっていない子も1問どころか半ページもやってきていました。
ただし、懸念していたことも起きました。
塾に来る前に数問だけさっと済ませてきた子もいます。
大切なこと
この取り組みをして気づいたことがあります。
それは宿題が『確認作業』から『どこまで頑張ったのか承認する』機会に変わったことです。
子ども自身が『自分がやってみたい』と自主的に取り組むことを根気強く支え続けることが大切ですね。
ペース配分
このやり方の弱点は、どのくらいのペースで進めると良いのか、全体像が見えていないと
毎日進めていたのに、範囲が終わっていないということが起こり得ます。
〇月〇日までに『〇〇ページまで』とか『〇〇単元まで』のような目標を
こどもに考えてもらい、その目標に対してアドバイスをしています。
行動にどのような変化が生まれるのか毎日楽しみです。