【第196話】2025年10月実施『学力テストB』を解いてみた!(国語数学社会)

高屋塾塾長の高屋です。

本日は2025年10月実施の『学力テストB』の問題分析についてのお話です。

5教科の難易度

国語難易度

全体的にはやや易しめから標準レベル

正答率に差が出そうな問題

大問1
問3①:空欄の後の『を』につながる文を考えるのに苦戦したかもしれません
問3②:枕詞(特定の言葉を導くための言葉)の意味を正確に知らないと、悩んでしまう問題でした

大問2
問2:『ない』の識別問題でしたが、イの選択肢(広くない)が補助形容詞という用法であることは難しかったかもしれません
問6:気づいたことと、わかったことを整理して記述するのが難しかったかもしれません

大問3
問2:会話の終わりの言葉(『~と/~とて』に注目していないと見つけるのに苦労したかもしれません

大問4
問7:エの選択肢の『敬体』という言葉(『です』)の意味がわからないと迷ってしまう問題でした

数学難易度

全体的に標準レベル(一部難易度が高い問題あり)

正答率に差が出そうな問題

大問4
問1:隣り合って座るという意味を正確に理解できているかが差を分けたかもしれません。
   Aさんが1、Bさんが2に座る場合と、Aさんが2、Bさんが1に座る場合は分けて考えることに気づければ
   難易度は高くありません
問2:問2は問1の考え方が理解できないと解けない問題でした

大問5
問2:4すみから2cm切り取るので、縦と横はそれぞれ4cm短くなること、高さは切り取った2cmと一致することが
   わかれば立式はなんとかできると思います。
   計算過程で解の公式を正確に使えるかどうかも差がつきそうです

大問6
問1:この問題の意味が理解できなかった人も多かったかもしれません
  点Cと点A、点Dと点Aをそれぞれ通る直線の式を求めるということがわかれば難易度は普通です

問2:中1の内容で座標の単元でこのような問題がでてきたことを覚えていた人は簡単に感じたかもしれません
   (3つの点を通る長方形から3つの三角形を引くパターン)
  直線ABと直線y=-2の交点(P)を求めて、三角形ADPから三角形BDPを引く解き方もあります

社会難易度

標準からやや難しめ

正答率に差が出そうな問題

大問1

問2:関東ローム層が赤土の層だと知っている人は少ないかもしれないです
   ほかの選択肢の『砂土』と迷うかもしれません

大問2

問2:資料の内容が少しあいまいなので、解答に苦戦しそうです

大問3

問1:元の時代の朝鮮の国名は難しかったかもしれません
  百済、新羅、高句麗が同じ時期だとわかれば消去法で正解できます
問3(2):この問題に限らず、語句の内容説明は正答率が低そうです

大問4

問4:文化史はまだ整理できていない受験生が多そうです

問5(2):これはかなり難易度が高いです
   
大問5

問2:投票用紙の特徴から選挙制度を判断する問題でした
   細かい理解が必要です

大問6

全体としては基本レベルですが、学校で習ったばかりの単元なので

暗記が不十分な受験生も多いかもしれません

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