高屋塾の高屋です。
本日は『情報を整理する勉強法』についてのお話です。
以下の☑に該当する人場合は、勉強方法をさらに改善できる可能性があります!
☑途中の過程を書かずに頭の中だけで答えを出そうとする
☑同じミスを繰り返すこと多い
☑間違った時にケアレスミスといって処理することが多い
上記の内容に該当する場合は、途中の過程を書く質を高めることで正答率があがります。
途中の過程というのは、数学の途中計算だけではなく、直接答えとは関係なさそうな情報を
整理しながら書き出す過程のことです。
勉強とは、2段階のプロセスで成り立っている
1段階目:自分がわかっていないところを特定する
問題を解いたときに、正解したらうれしい、不正解だったらやる気がなくなる、という
サイクルは経験したことがあると思います。もちろん、感情の動きをなくすことは無理ですが、
正解か不正解よりも大切なことがあることに気づくことが大切です。
たとえ、答えが合っていたとしても、迷いながら解いた場合や、
解説を読まずに自分の考え方が正解だと思い込んでる場合は、次に似たような問題を解こうと思っても、
同じように迷ってしまったり、前回の解き方が、実は全然違っていたということがあります。
1段階目でもっとも重要なのは、『自分はこの問題をどの程度理解しているのか』を知ろうとすることです。
そのためには、自分の考えた過程(思考のプロセス)を書き出すことが大切です。
2段階目:自分の力で解けるまで反復する
1段階目で、自分がどの程度理解しているのかがわかり、問題の解き方が『理解』できたら、
今度は、自分の力でその問題の解き方を再現できるかを試します。
『再現』とは時間が経っても考え方をいつでも取り出すことができる状態です。
採点する⇒間違った問題の答えと解説を確認する⇒自分の力で解いてみる
自分の力で解くという時間を必ず設けます。
そして、2日後、1か月後にもう1回その問題を解いて
解き方を再現できるか反復しなければいけません。
1回確認した程度ではほとんど身についていない、と自覚する
私もそうでしたが、間違った問題を時間が経ってから解いたときに、
同じ間違いをすることはよくあります。新しい考え方を定着させたり、
間違った考え方を修正するためには、何度も反復して、
『脳にこの情報は大切な情報だ』ということを認識してもらう必要があります。
解きなおす時間を自分で作るための工夫
一度解いた問題を解きなおす時間を作るのは中学生にとって、特に勉強が苦手な子にとって
とてもネガティブなイメージがあります。
そのような場合は、日常の中で目にする機会を増やすことで、
『今から勉強するぞ』と気合をいれなくてもできる工夫が大切です。
例えば以下のような工夫をすることで行動を起こす前のストレスを軽くすることができます。
工夫①:間違えた語句を付箋などに書いて、よく目にする場所(部屋など)に貼る
工夫②:スマホで問題の写真を撮っておき、すき間時間に見る