高屋塾の高屋です。
本日は塾に入って本当に成績は上がっているのかを検証します。
2学期定期テストの結果速報(5教科の総合順位が上がった人のみ掲載しています)
羊丘中2年 Yくん 5教科順位1位アップ
陵陽中2年 Sさん 5教科順位4位アップ
陵陽中1年 Mさん 5教科順位6位アップ
羊丘中2年 Yくん 5教科順位6位アップ
陵陽中3年 Sくん 5教科順位7位アップ
澄川中3年 Sさん 5教科順位9位アップ
陵陽中1年 Kさん 5教科順位13位アップ
陵陽中1年 Tさん 5教科順位13位アップ
陵陽中1年 Hくん 5教科順位14位アップ
陵陽中1年 Kくん 5教科順位16位アップ
陵陽中2年 Aくん 5教科順位16位アップ
陵陽中2年 Kくん 5教科順位18位アップ
陵陽中1年 Yさん 5教科順位23位アップ
西岡北1年 Aくん 5教科順位28位アップ
高屋塾に入塾後に本当に成績が上がっているの…?
入塾した時と比べて、2回以上のテストの順位を比較し、
学年順位が上がった人の割合を計算すると、82.8%でした。
中学1年生の場合は、2学期のテストで順位が下がってしまった子が若干いました。
中学2年生と3年生は、入塾時と比較すると90%以上の人の順位が上がっていました。
ただ、最新のテストの結果が過去で1番良いというわけではなく、
中には、入塾時よりは良いが、最新のテストの順位が、前回と比較すると下がった子もいます。
成績アップが実現しなかった子の共通点とは?
成績をあげるために塾に通って頂いているので、全員の成績アップを
実現出来ていないのは、まだまだ自分の実力不足です。
そこで、今回成果を出すことができなかった要因を1人1人分析してみると、
ある共通点にたどり着きました。
それは、『間違いを繰り返す回数が多い』ことを自覚できていないことです。
毎回の授業の後に、その日の理解を確認するテストを実施しますが、
この時点では、ほとんどの生徒に差はありません。
次の授業の最初に、前回のテストを実施すると、
やはり忘れている子が多くなるので、ミスが増えるのですが、
満点を取るまで毎回同じテスト続けていくと、同じミスを
何回も繰り返す子と前回のミスを少しずつ修正していく子に分かれます。
成績を上げるために大切なことは?
間違いは悪いことじゃない
私は、授業で習ったことを間違うのは、必ずしも悪いことではないと考えています。
なぜなら、間違いを繰り返すほど正解に近づけるからです。
ただし、間違いを間違いだと自覚することはとても大切です。
前回と同じ解き方をして、何度も同じ問題を間違っている子もいます。
それは、間違っているという自覚が乏しいので、間違いを繰り返してしまうんですね。
その観点から、ミスに気づいて早く修正ができる子は、問題を解くうえでの考え方や解き方、さらには解けるようになるための勉強のやり方が間違っていたと自覚するのが早い子たちだと言えます。
ちなみに、勉強ができる子というのは勉強時間が長い傾向があります。
そのため、勉強時間が短い子に比べて、結果的に問題を間違う回数が多くなります。
だからこそ、間違いを自覚して修正することもできるので成績が伸びるんですね。
つまり、間違う回数が多いほど成績が伸びるんです。
満点を取れるまで10回でも同じテストを行います
そのような理由から、私は生徒たちにたくさん間違う機会を提供したいと考えています。
事実、確認テストは満点になるまで何度でも実施しています。
中には、同じテストを10回近く繰り返している子もいます。
しかしそれでも、粘り強く何度も間違いを繰り返すことで、自分の間違いを自覚して、最終的には満点になることができます。
ちなみに、確認テストは授業で新しい内容を習うたびに実施しています。
ただ、先ほどの10回近く間違える子が、毎回の確認テストで10回近く間違えているわけではありません。
特定の問題や苦手な単元だと、間違いを繰り返す回数が多くなる傾向があります。
ですので、そうでないケースの確認テストではすぐに満点になっていることがよくあります。
勉強へのモチベーションを高める工夫
確認テストにおいて、満点を3回連続で取ると金貨をプレゼントしています。
そして、金貨が10枚貯まると1,000円分の商品券をプレゼントしています。
実は、この取り組みをはじめてから、確認テストの全体的な点数が伸びています。
また、連続で満点を取る生徒も増えてきました。
生徒たちを見ていると、もらった金貨を専用の箱や自分の筆箱にどんどん貯めているんですね。
そして、それがどんどん貯まって行くことがうれしいみたいです。
つまり、金貨をきっかけに「次も満点を取りたい!」という、勉強へのモチベーションが高まっているんです。
これは、生徒の成長を「可視化」する工夫の一環です。
五感で成長を実感することが大切!
「金貨」というツールを用いることで、結果的に生徒が自身の成長を五感で感じられるようになっているんですね。
金貨がもらえたり、増えていくことは視覚・触覚を刺激します。
また、金貨を貯めている箱を持ち歩いたときのカタカタという音は聴覚を。
さらには、そこまでの自覚はなくとも金貨特有の(プラスチック)匂いが嗅覚を刺激しているかもしれません。
味覚は残念ながら刺激されません!
しかも、金貨はつねに生徒の手元にありますので、いつでも五感を通じて生徒たちは客観的に成長を実感することができます。
このことは、生徒自身の自覚はなくとも無意識に「次も確認テストで満点を取る」というモチベーションにつながっています。
それは、金貨を用いることなく、ただ普通に採点をしていたときとの比較から明らかになったことです。
何のために勉強するのか?
金貨という「報酬」は、外発的な動機づけです。
しかし、それだけでは勉強に取り組むモチベーションとしては不十分だと私は考えています。
そこで私は、生徒たちに「目の前の勉強が、未来にどうつながっているのか?」を伝えるように心がけています。
例えば、先ほどから紹介している「金貨」をゲットする枚数と、成績の伸び率は比例関係にあります。
これは、確認テストで満点が取れるほど、授業の中で予習に多くの時間を割くことができるからです。
すると、結果的に学校の授業が復習になり、学習の定着化が促されます。
そのため、定期テストの点数もアップして、成績が伸びるんですね。
そのような理由から、私は生徒たちに「確認テストが満点取れるようになると、学校の授業がわかるよ」や「テストの点数が伸びるよ」といった声かけをしています。
すると、確認テストを満点にする意義や勉強をする目的が生徒の頭の中で明確になります。
実際のところ、授業の前日にでも5分、10分復習をするだけで確認テストで満点が取れる確率は大きく上がります。
にも関わらず、何度も間違いを繰り返してしまう子ほど、5分、10分復習時間を取らない傾向があります。
それは、復習する目的が頭の中で明確になっていないからです。
ですので、つねに目の前の勉強が何につながっているのか?意識づけしてあげる必要があると感じます。
生徒たちはみんな目標を持っています
生徒たちと個人面談をすると、それぞれ「●点取りたい」や「〜〜高校に行きたい」、「将来、〜〜になりたい」といった目標は持っているんですね。
ですが、目の前の勉強が目標の実現につながっているという認識をあまり持っていなかったりします。
個人面談などで説明をすれば、そのときは理解して目的意識を持って勉強するようになります。
しかし、日常生活を送ると、勉強する目的は簡単に忘れ去られてしまうんですね。
だからこそ、毎授業のちょっとした声かけを通じて、勉強する目的を意識づけしてあげることは大切だと考えています。
そうして、生徒自身の頭の中で「何のために勉強するのか?」が明確になると、内発的な動機に基づいて勉強に取り組むようになります。
このように、バランスよく外発的な動機づけと内発的な動機づけを行うことが、勉強を習慣化させるポイントだと考えています。
まとめ
勉強を習慣化し、成績を伸ばすには以下の3つの工夫が効果的です。
・同じ問題を何回も間違う経験を積み重ねる
・外発的、内発的に動機づけで勉強する目的を明確にする
・そのうえで、5分だけ勉強してみる
ちなみに、あくまでこれは「成績を伸ばしたい」という意志を生徒自身が持っていることが前提です。
それがない場合には、別の取り組みも必要だと考えます。
しかし、多くの生徒において上記の3つを行うことだけでも成績は伸びはじめます。
ただ、日々お仕事でお忙しい多くの保護者さまにとっては、お子さんの勉強を見てあげたり、継続的に動機づけしてあげることは難しいかもしれません。
その場合には、当塾をご活用ください。
保護者さまが感じておられる、お子さんの勉強面の不安を解消する一助になれると思います。