高屋塾塾長の高屋と申します。
本日は『また今日も先延ばしにしちゃった…』
そんな経験をしたことがある人におすすめの本をご紹介します
やる気が続かない人に共通することは?
なぜその行動をするのかという『目的』が深く関係しています。
結論は『外発的動機付け』と『内発的動機付け』の違いにあります。
わかりやすいように、先日、高屋塾で行った中学生のアンケートの内容と合わせて確認していきます。
Q『目標を達成したいと思うのはなぜですか』という項目に対して、
『親に怒られないから』⇒外発的(嫌なことがなくなる)
『勉強で困らないようにしたいから』⇒外発的(困ることがなくなる)
『勉強ができた方が将来的に良いと思うから』⇒外発的+内発的(世間や周りの人が言っている)
『自分のやりたいことが実現するから』⇒内発的(本人が望んている)
という4パターンの回答がありました。
外発的動機付けと内発的動機付けは何が違うの?
外発的動機付けとは、できたらご褒美がもらえるとか、できないと罰を与えるなど、
報酬や罰則からの働きかけで、行動を促すことです。
内発的動機づけとは、これに興味がある、もっとできるようになりたいなど、
興味や関心、意欲によって、行動が促すことです。
外発的動機付けは、最初の行動を促す場合には効果がありますが、長く続かないというデメリットがあります。
内発的動機付けは、最初のきっかけが自分の内面の感情に左右されるので、やり始めることが難しい場合があります。
肝心なことは、最初の動き出しを早くして、行動を継続することです。
だから、最初は外発的動機から入り、徐々に内発的な動機に移行することが大切です。
内発的動機に移行するために大切なことは?
夢や持ちなさい!というアドバイスは逆効果です。
持ちなさいと命令されたり、なんとなく目標を作っても内発的動機、
つまり、自分の意欲で行動する結果にはつながりません。
ではどうしたらよいのでしょうか。
その答えは『ドーパミン』です。
何かをやってみて、成功したとき、うまくいったときに感じることができるちょっとした高揚感を感じるときに、
脳内ではドーパミンという物質が放出されています。
ドーパミンは中毒性があるので、次も同じような高揚感を味わいたいという欲が生まれます。
こうやって、自分の力でできることを増やしながら、ドーパミンを放出することで、
行動がどんどん強化されていきます。これを強化学習といいます。
やりたくないという脳を、やってみたいという脳に変えるためには、『ドーパミン』が不可欠です!
脳は怠け者である
いつも先延ばしにする…、長く続かない…という悩みは多いと思いますが、
これは能力や個性ではなく、脳の特性です。
すぐやる脳になるためには、ドーパミンを活用する習慣が最強です!